昨年JALのマイレージステータスであるサファイアに到達し、JALグローバルクラブ(JGC)会員になった。
会員になると空港等において様々なサービスを受けられる為、このステータスを得るためだけにJAL系の便に50回乗る、もしくはFLYON POINTを5万ポイント得る、いわゆる修行を行う人達もいる。もし修行をしてでもJALやANAのステータスを達成したいならば独身時代に、遅くとも子供が出来る前に終えておいた方がよさそうだ。
私は運良く海外出張や飛行機出張の回数が多くなり、修行という行為はせずに済んだ。しかし実際にステータスを達成する前、妻に「サファイア会員になりたいからJGC修行をしたいのだが」と提案した所、阿修羅のような勢いで猛反対されたのである。
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「土日にやるってことは、私と娘はその間置き去りか?」
「イかれてる」
「お前のマスターベーションに金を出すつもりはない」
烈火の如く繰り出される正論口撃を前に「いやその金も俺が稼いだんですが、、。」という反論も許されない。想像してみてと確かに賛成する理由がない。金は50万近くかかる上に、専業主婦である妻や幼児である娘は飛行機に乗る回数など年に1回の帰省の時だけだ。飛行場における優先レーンや優先搭乗、サクララウンジの利用など全くと言っていいほど恩恵が無いのだ。ましてや数十万単位の金と膨大な時間がかかりますと伝えたらどうなるかは何をかいわんやである。
確かに小さな子供を連れての優先レーンの使用は非常に助かる。単純に楽だからだ。しかしそれも娘が2歳の間だけ。3歳以上だと一人としてカウントされるので、自分、妻、子供の3人で優先レーンもサクララウンジを利用するには自分のカードだけでは足りないので、妻にも家族会員になってもらい、年会費払わなくてはならんのだ。
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しかし飛行機出張の多い人や海外出張が多い人は便利だ。私もステータスゲット以降の出張は快適である。出張が多ければ修行なんぞせずにステータス達成は可能だが、あとちょっとでステータス達成なのに~、という人は修行して取っておいて損ではないだろう。ただし家族持ちの場合、家族を置いてきぼりにできない事がままあるのでその場合は余計に金がかかるのだ。FLYONポイントは家族帯同でも一人分しか加算されない。POINT修行しようにも家族分金がかかる。回数修行もしかり。
つまり飛行機に乗っての旅行がすきとか、微妙に飛行機出張が多いとか、優先レーンやサクララウンジでどやりたいとか、そのような理由でJGC修行を考えており、金と時間に余裕があるなら独身かDINKS時代にさっさと終えてしまうべきだ。
なぜなら専業主婦の嫁や乳呑児を抱えていたら説得なぞ面倒になる。さらに転勤して全く飛行機を利用しなくなる説得する事はまず無理だろう。
事実、JGCゲット後の翌年、私は転勤で飛ばされて飛行機の利用回数が激減してしまい、ステータスゲットの恩恵を全く受けられていないのだから。
「だから修行なんぞせんでよかっただろ」、そんな妻の顔が浮かぶ。
賢明な独身および新婚ほやほや諸兄姉は様々なメリットデメリットを勘案して検討されたし。
以上です。