円安によってドルに対して円の購買力が落ちているので、円で給料をもらっている米国駐在員は使える金が少なくなってヤバイという話がツイッター上に出回ってますが、それは確かにそうですね。
私は円でしか給料を受け取れないので、毎月日本から米国口座に$に換えて送金しています。
3月に赴任した際は115円/$だったのに、今では145円/$。毎月20万円前後を送っているのですが、3月では$1750、今では$1380と$400位購買力が下がっています。週末の食料生活用品まとめ買いではだいたい200~300ドルくらい使うので2週間分の生活コストが変わってきます。だいぶ痛いですねこれは。
海外駐在員の給料は会社が決めたベース給与やら手当に加えて、マーサーって会社が4半期ごとに発行してる都市別生計費指数と為替を考慮して、日本に住んでる時と購買力が変わらんように決めてるらしいんです。
この改訂が四半期毎なのか半期毎、年毎なのかは会社によるみたいですが、うちは4半期毎です。生計費指数はインフレの影響で大幅増、為替も円安に振れるごとに円での給与金額自体は増えていってるんですな。
円の手取り給料は4月から40%位増、円の購買力低下を物量でカバーする感じですね。手取りで75~80万位ですが、あまり残りません。アメリカのインフレは家賃によるところが大きいといっても、ずっとインフレ下にあった食料品や日用品の物価はやばいです。
昼食のレストランで大人2人、子供2人で入ると90ドル(14000円)、1回の散髪(シャンプーセット無し)3500円+700円、セブンにあるようなサンドイッチが900円、大きめの塩鮭4切れ3000円ww
塩鮭とか日本だと5切れで400円くらいだぞ、、。
なので米国での生活はとてもじゃないですが豪勢な生活は無理ですね。少し遠出をするときだって外食はしませんから弁当を作っていきます。車だって前任者から引き継いだ錆でボロボロかつ色々壊れまくったボロ車で、買い替えようと思っても、今は中古車も高くて、3万キロ走った2019年製インプレッサスポーツ1.6Lが$23000、日本円にすると330万ですから買ってられません。
とまあ田舎の駐在員生活にはあまり夢もなく、有効なお金の使い方も筋トレのギアくらいしかないという状況です。ただ恵まれているなと思うのは光熱費もかからんという事ですね。知り合いは3月くらいの暖房費だけで1000ドル近くなったとか。豊かなんですかねこれ。温泉もないし。
また今は相場も下げてて日本で投信積立にはいい環境ですが、海外駐在だと積立はideco12000円と円の財形貯蓄しか積み立てが出来ません。
これらの事から駐在員の給料自体は上がっているものの、実際に使える額は多くないし投資の恩恵も受けれないのでキラキラした状況にはないといった感じです。