今年3月に行われた第10期セゾン投信運用報告会に、というか投信の運用報告会という催しに初めて参加しましたが、これから投資信託を観測していく上でも私の中では活き続ける事なのでメモにしておきます。
どこがというと、「投資家からみたセゾンファンド」という演題における、FCP代表 房前督明氏の講演全般、特に冒頭「ファンド選択のポイント」でした。ファンド選択の際に重要なのは、どのような目的で運用され、その目的通り運用されているかを見るという点です。恥ずかしながら、わてくしはそこの所をわかっておりませんでしたゆえ。
この報告会以降、私はベンチマークとの連動性(もしくは乖離)を見るようになりました。これは下振れも上振れでもですが、ベンチマークと違う動きをしていた場合は「大丈夫か?このインデックスファンド」というように観察出来るようになったのは少しばかりの進歩です。
また今でこそ当たり前だと思うのですが、投資信託を選ぶ上では「右肩上がりが期待されるファンド」を選ぶべきという事も合わせて言及されていました。どの指数が右肩上がりが期待されるかについて、MSCIコクサイ、S&P500等の株式指数でもいいですし、株式と債券の合成指数でもいいと思いますし、それに加えてどんな相場でどのように動くかもファンド選択の基準になるなと思いました。基本的に株式指数は上げる時はガンとあがりますが、下げる時も激しく下がる、リスクが大きい指数です。セゾン投信はMSCI全世界株式とBloombarg Barcley 政府関連債指数を足して2で割った指数を参考指数にしており、上げ方もマイルドですが、下げもマイルドなので、非常に安定して右肩上がりが期待できる、言葉を変えれば安心してホールドしていられるファンドになります。
その後に得られるリターンが満足のいくものでなかったとしたら乗り換えるべきで、SBI証券のHPでリターンでソート検索すれば望みのファンドは出てきますから、そこで自分が得たいリターンが期待出来るファンドを選んでホールドすればいいのだと、なんだかすっきりした心境でした。
吾輩はスケベである
名著と呼ばれる書籍を見ても、市場平均以上のリターンを超長期にわたってゲットするのは難しいという統計的データが示されているため、投資に手間がかけられないサラリーマンは「このインデックスで期待できるリターンでいいや」というある種の諦めをもってインデックスファンドを持ち続ける事が、ベストかわからんが、ベターなリターンを得られる方策という事になります。(ただしそのファンドがちゃんと運用されているか観測した上でですが)
しかしそんな事をいっても高いリターンを確実にポケットインしていきたいというスケベ心があるのがニンゲンですし、私もスケベ心の塊みたいなニンゲンですので色々試したくなります。というよりも色々な指数が提供されているので、色々買って実験して、色々なリターンを享受した方が面白いですよね。米国配当貴族とかS&P500とかのインデックスで。
一方そんなスケベがなぜ「新興国株インデックスファンド」や「TOPIXインデックスファンド」をもっているかというと、、、。何ででしょうね。わざわざ「すご6」も買ってるのに。しかも現段階で15~20%のプラスなので売るに売れない、、。とりあえず今後は新興国もTOPIXも、いずれ真・アル・フェニックスの様に、フェニックス一輝の様に覚醒してくれる事を祈ってやまない。
米国の個別株運用も興味はあるのですが、まだまだそこの域には達していません。まずはETFから。
セゾン投信は継続していきます
3月の報告会初参加で、運用報告を行うという事はえらい大変だなと思いました。たった2つのファンドで4時間も時間を割く必要があるのです。多数のファンドを運用している運用会社さんはひとつひとつ運用報告し、疑問に直接答えていく事は物理的に難しいですね。そういう観点からするとセゾン投信は出資者に近い視点で接してくれている気がします。
また今期でようやく黒字になったのに、それをすぐさま信託報酬に、顧客に還元する、たとえ0.01%でも還元してくというのは素晴らしいです。それを違うファンドにむげに乗り換えるのは、「この渋川、、若すぎる! 脊髄、いただきィ!」という心境であり、私は今後も継続して積立てていく所存です。idecoは色々あってたわらにしましたが,それでも単独の積立額は12,000+2,500円 vs 15,000円でセゾン投信が多いのでご容赦いただきたい。
以上です。
配られたテキストに「転載しないでください」と書かれていましたが、下記URLにばっちり載ってますね。ご参考までに。
No 4 投資家から見たセゾンファンド(FCP代表 房前氏)
https://www.youtube.com/watch?v=xKN6BPJO_lM&t=1323s
投資は自己責任にてお願いします。