SBI証券が「積立で大人気!」と推すバランスファンド4種の中で私も積み立てている三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型)(愛称:スゴ6)はリーマンショック以前に設定された老舗の投資信託です。
スポンサーリンク
概要
設定日 | 2008年1月9日 |
純資産額 | 259.84億円 |
トータルリターン | |
5年 | 12.86% |
設定来 | 43.92% |
信託報酬(税込/年) | 0.7344% |
実質コスト(税込/年) | 0.7580% |
信託財産保留額 | 0.15% |
基本コンセプトは、
国内外の株式、公社債及び不動産投資信託証券(以下「J-REIT」「海外REIT」ということがあります。)に分散投資し、
リスクの低減に努めつつ、投資信託財産の中長期的な成長を目指します。交付目論見書:ファンドの目的より
日本と先進国への投資で、安定的なリターンを目指したい方に!
資産配分固定型のファンドで、資産配分比率を一定に保つため、値上がりして配分比率の高くなった資産を売却し、値下がりして配分比率の低くなった資産を買い増しする“リバランス”を行います。
リバランスは結果的に、割高となった資産を売却し、割安となった資産を買い増しすることにも繋がります。■日本・先進国にのみ投資!
日本と先進国に50%ずつ投資を行います。
リスクの大きい新興国への投資を避け、日本と先進国に投資することにより、比較的安定したリターンが期待できます。■REITの割合が多め!
株式40%、債券40%、REIT20%と、他のバランスファンドと比較してREITに投資する比率が高くなっています。
株式、REITの割合が合計60%と高く、「分散投資をしてリスクを抑えながらも、大きなリターンを狙いたい!」という方におすすめです。SBI証券HP:投資信託>積立で大人気!バランス型ファンド徹底比較より引用。
という事で株式、債券、RIETを合わせて50%が先進国、残り50%が国内ものという日本好き好きな人向けな投資信託です。
それでもリーマンショックを経ても年率3~4%、5年間なら兄弟ファンドの世界経済インデックスファンドと同じくらいのリターンなので,それはそれでいいのではないでしょうか。
最近はJ-RIETが低迷していますけどね。
1年間積み立ててみての感想
中長期的に資産を伸ばす事が目標なので1年で感想を述べるのは早計ですが、やっぱりバランスファンドって事でどっしりと安定感があるという感じです。私のPFでは1年間の積立で新興国は+22%で、スゴ6は+6%ですが、新興国はやはり上下に忙しくぶれて今の上昇相場にある一方、すご6はじわーっと上昇してきました。バランスファンドは重装歩兵、株式インデックスは騎兵という感じ?
またリバランスを行ってくれているとの事で、各クラスに基本組み入れ比率が目安として充てられていますが、結構大胆に組み入れ比率を変更しています。
以下は7月レポートの内容です。
基本比率 | 資産構成 | 差 | |
国会株式 | 20% | 21.78% | 1.78% |
外国株式 | 20% | 21.66% | 1.66% |
国内債券 | 20% | 15.86% | -4.14% |
外国債券 | 20% | 18.95% | -1.05% |
J-RIET | 10% | 9.91% | -0.09% |
グローバルRIET | 10% | 10.64% | 0.64% |
その他 | 1.20% | ||
100% | 100% |
債券は40%が基本なのに5%も減って株式とその他資産に移っています。なぜこのように債権を動かしているかというと昨年の運用報告書にに一応理由が書いてあります。
・国内債券インデックス マザーファンド
ベンチマークであるNOMURA-BPI総合に連動する投資成果を目標として、ベンチマークに合わせてデュレー
ション、債券種別や残存期間を調整しました。また、資金の流出入等に対応するため債券先物取引を利用し、先
物を含む国内債券の組入比率は期を通じて高位を維持しました。
・・・。
わからん!
私の頭ではちょっと理解できない。ただこれをもって理解できないものには投資しないという事にはなりませんけどね。
バランスファンドは証券会社の運用方針に共感できて、かつちゃんとリターンがあれば継続積立してもいいと思えてしまうので、このまま継続積立します。
ちなみにこのように結構大胆に組み入れ比率を変えるバランスファンドと、ある基準をもとに組み入れ比率を変えるバランスファンド等、会社によって方針が結構違うそうですね。
詳しくはカンチュンド先生のブログ(『バランス型インデックス・ファンド』はどれくらいアクティブなの?)にて。
その他のいい所
この先どうなるかはわかりませんが、やっぱりリーマンショックを潜り抜けたファンドって妙に頼りがいがありますよね。
おいお~い。抱かれてもいいぞ。みたいな。
何より愛称がいいですね。「すごろく」っていう。
「凄十(すごじゅう)」みたいなみなぎってくる感じがしますよ。
ところで投資信託の愛称ってなんでついているのでしょうか。やはり運用の担当課でボスが部下に「おい!三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型)の成績どうなってんだコラ!」ってわざわざいうよりも「おい!すごろくどうなってんだ!)バキイ!」ってどやしつけやすいからですかね。なんか楽しそう。
以上です。
(先週まで仕事と風邪で立ち枯れになりそうで、今も風邪が治ってません。)