ジャムぞうはかつて、1日に30本のタバコを吸っていたミドル級スモーカーでした。平日、休日関係なくです。
それによる出費はタバコ20本入り1箱460円とすると、
460円×1.5箱/日×30日=20,700円です。
しかしタバコを吸っていると、余計な出費はまずこの金額内におさまらないでしょう。
それはなぜでしょうか。
タバコは美味いっ..!
喫煙者、元喫煙者の方ならわかるでしょう。非喫煙者の方なら全くわからないでしょう。
タバコは『美味(うま)い』のです。これは脳が覚えてしまっています。しかしこの『美味さ』はある条件によって飛躍的に『美味く』なります。その条件とは、
「食事」、「酒」、「コーヒー」
さらに「労働の後」というスパイスが加われば喫煙者はメロメロです。(人によってはパチンコも)
上記の条件を鑑みるとある点がわかってきます。そうタバコを『美味く』するために上記のものを買ってしまうのです。
ジャムぞうの優雅な通勤風景
独身時代の私は車通勤であり、満員電車など目もくれず、優雅にドライブで通勤していました。この時寝ぼけ眼をシパシパさせ、「セブンコーヒー(100円)」を飲みながら吸う朝の1本はそう、
『最高』なのです。
さらに片道12㎞なので、ついでにガソリン1L150円も一緒に空に舞い上がって逝ってます。上記にも述べましたが、タバコを『美味く』するスパイスは「労働の後」というのがあります。となると退社後、当然ながら「セブンコーヒー(100円)」を買い、黄昏空の下、相棒(ポンコツ中古車)に揺られながら吸うタバコもまた、
『最高』なのです。(ついでにガソリン1L150円)
1日の〆
さて帰宅します。この時点で1箱タバコを吸っています。途中で寄ったコンビニでは弁当(400円)と発泡酒350ml(約150円)2缶を買っています。そうタバコを『美味く』するのは、「食事」、「酒」です。食事の後は残りのたばこ10本を吸います。これが独身時代の生活を誇張なく伝えております。
さてこの一日かかった出費はいくらでしょうか。
・タバコ30本=460×1.5箱=690円
・コーヒー代=100×2杯=200円
・発泡酒代=150×2本=300円
・弁当代=400円
・ガソリン代=150×2L=300円
合計で1,890円、そのうちタバコを『美味く』するための直接的費用はコーヒーと酒で500円。毎日これが加算されるとしてタバコとその「ブースター」だけで1日1,190円かかっていました。つまり1,190円×30日=35,700円/月かかっていたことになります。
労働後に行く居酒屋はそれはもう『最高』でした
ここまで来ると読め来ると思いますが、車で帰宅して、近くに住む同僚と「労働の後」に居酒屋により、ビールがくる前に一服します。これがまた『美味い』のです。ビールが来ると一口目がこれまた『美味い』。さらにつまみが美味ければさらに酒が進みます。そこから吸うタバコがまた『美味い』のです。つまり
タバコ美味い→酒美味い→つまみ美味い→酒美味い→タバコ美味い
というウルトラ悪循環が稼働します。そうタバコ、ラテマネーに加えて外食代も増えるのです。
とはいえあの「あごなしゲンさん」も仰っていましたが、
「酒とたばこは漢(をとこ)にとっちゃあガソリン見てえなもんなんだ。ガソリンがなくっちゃあ..。
走れねえぜ。漢(をとこ)ってマシーンはよっ、、。」
タバコは体に悪いのは間違いありません
ここまでタバコの美味さを強調してきましたが、その美味さに魅入られている人を非難など出来るわけもありません。なぜなら人の趣味や嗜好に口を出すこと自体がいささか野暮ったいからです。ただこれだけは身を持ってわかったのですが、タバコは体に悪いです。タバコを日常的に吸うのをやめた途端、原因不明の痰と時々胸を締め付ける鈍痛は無くなりました。そういえばストレスに今でも弱いですが、日常的に喫煙をしていた時だけ逆流性食道炎になっていたのも付け加えておきます。ちなみにタバコの何が体に悪影響を及ぼすかについては全ては明らかになっていないそうです。これまで明らかにされてきたタバコの危険性というのは、主に統計結果によるものが多いからだそうです。
家庭を持つ人は考えましょう
とはいえ親族に、父方、母方共にタバコや酒をバンバン吸ってぴんぴんしている人がいたら恐らくその子孫の方は黙ってても70才まで生きるでしょう。
しかし親族にもし不摂生をせずとも癌になってしまった人がいて、その子孫の方がもし日常的に私と同じようなタバコを生活を送っていたら、親御さん、奥さんでもいいです。
殴ってでもやめさせてあげた方がいいでしょう。
最後は自己責任です
そんなジャムぞうも結局は喫煙、飲酒も自己責任と考えています。それによって発生するリスクを許容していく事、なんだか投資と似ていますね。
以上