先日私企画の催し物が終わって自宅につき、
私「いや~こんな感じの一仕事を終えてね~」という話をしたところ、
妻「そんな話全然家でしないよね」とどこか不満げだ。
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どうも妻氏は私の仕事が得体がしれない事に一抹の不満を抱いているようだが、なら仕事の不満をいちいち家に帰ってきて垂れ流してもいいのだろうか。仕事の愚痴など言えばきりがないし私は泣き上戸だ。酒臭いオヤジの泣き言など聞きたいとは随分物好きだ。私なら私の愚痴など面倒だから聞きたくはない物である。
しかし普段はあまり見せない一面を会話の最中に見せる事は、どうでもいい会話を淡々とするよりも印象に残っているものだ。知り合って10年は経とうというマンネリコンビと言えども秘密は絶対にある。目に見える部分で見せていない部分こそほぼほぼないが誰にでも言いたくない部分はあるもので、そこを少しずつ掘り下げてあらわにしていく会話が真に面白い。
いうなれば腹を割って話す事だけど、普段の会話ではいちいち覚悟して話すなんてことはしないし、そんな事をし続けていたらこいつどこかやばいのではないかと心配される。そんな訳で普段からしている会話なんてものは他愛のない物から直近の生活に関する事が中心になってしまうだろう。以下の調査でも一日1時間ちょっとの会話をしているらしいが、何日かに1回は真面目な顔をして一風変わった話題を話してみるの一興ではなかろうか。
夫婦関係調査2015
http://www.recruit-mp.co.jp/news/library/pdf/20150630_01.pdf
1日一時間の会話というのも意識してみると結構長いのだが、これは有意義とは言えるかわからない、言い換えるとしょうもない話題も含めてこの時間なのだろうか。ほんとにそんな会話が続くのか実に興味がある。私としては子供の事以外で有意義なことなど365日出し続ける事など不可能である。せいぜいどこの家系ラーメンで新たなキャンペーンが始まったとかその程度の事くらいだ。
とは言え最初に述べたように少し腹を割って話してみると面白いもので、普段のたわいもない話とは違った緊張感も出てくるし、普段あんまり言わない相談を持ちかけたりすると「あ~この人は私の事を信頼してくれているんだな」とも思えるものだ。そりゃあ信頼出来ない人には相談を持ちかける事はないだろう。
そんなわけで1か月に1回、神妙な面持ちで話す日を作ってみてはどうだろうか。ネタが無くても無駄に真剣な顔さえしていればある程度は真面目に聞いてくれる(ただし前○腺○ッサージをしてくれとか、全身脱毛してみたんだがどうだろう、などと軽々しく聞いてはならない。ドン引きされるか怒られるだけだ。経験者は語る)
1か月に1回、神妙な面持ちでのしょうも無い会話、しかし普段はどうすれば良いのだろうかという疑問はまだ消えていない。こちらは夫婦であれば子供の話は鉄板だ。子は鎹(かすがい)。マンネリ夫婦も子供の話題になれば話は弾むもの。これは大きくなってどうしようもないダメ人間になっても効果はあるようだ。私の両親などはダメな私を傷つけず、如何にして家から追い出すようか話し合う事で更年期のマンネリ夫婦生活を乗り切ったという。まさに子はカスがいいって事だ。あとは普段あまり話題にしていないがヤフーとかのポータルサイトで見つけた話題を振ってみるのも効果的かもしれない。
というわけで明日は普段まったく出さない話題、アロマキャンドルを買って帰ろうと思う。アロマはイランイランである。
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