12/9(土)に札幌で開かれた積立NISA meet upとコツコツ投資家が集まる夕べに参加してみました。
目的は一連のNISA制度をどうやって使っていこうかの検討材料にするためでした。
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進行は金融庁の方、コメンテーターとして楽天証券の山崎 元氏が出席されていました。
主な内容は積立NISAの概要説明、参加者からの意見徴収で、全体の参加人数は40人弱。年齢層は幅広く、老若男女分け隔てない感じです。
資料は金融庁のつみたてNISA早わかりガイドブックと、金融庁の統計情報を活用した資料です。
興味があった点メモ
・NISA開設後、11兆円もの資金が投資されているが入金している口座は60%そこそこで頭打ちになり、約40%は使われていない。
・一般へのアンケートで投資を始められないきっかけは、「まとまった資金が無い事」が最も多く挙げられていた。少額で始められ、商品が絞られている積立NISAはこのような層向け
・今年度の現行NISA恒久化法案は通せなかったが、来年度改めてチャレンジしていく。
・現行NISAで平成30年度以降に投資を始めた分はロールオーバーできないので、延長させるためには新たに法案を通す必要がある。
・現行、ジュニア、積立と種類が増えてきて複雑化しているのは承知している。しかし既に利用者がいる以上、いまからどれかに一本化するのは難しい。シニアNISAも作るかという声も出ている。
・現行、積立の使い分けについて、現行はまとまった資金がある人、積立はこれから始める人向け。そこは状況によって使い分けてほしい。
・証券会社としては積立NISAはもうからない仕組みである。ただきっかけ作りとしては金融機関にとって重要である。北海道の某地銀商品ラインナップを見ても非常に良心的で、この制度に対して頑張っているなと印象を受ける。
・idecoの投資期間について、人生100年時代と言われている中で投資期間が60歳までというのはどうかと思う。厚生労働省にはもっと頑張ってもらいたい。
・受け取り方について、多くの場合一時金受取の方が税金上お得になる(各自の状況によって細かな検討が必要)。
・日本は1989年以降ダメダメだったけど、2013年以降、TOPIX、ドイツ:DAX、米国S&P500の中で一番伸びてるのがTOPIX。少子高齢化で経済成長は見込めないという声もあるが、投資環境も整いつつあり、伸びる可能性も秘めているので、やはり世界分散は大事。
<別席にて>
(同じインデックスに連動するという商品コンセプトで信託報酬が違う商品があるのってなんでですかね、という質問に対して)
・某slimの事だと思うけど、あれは信託報酬を逐次下げていくって事も含めてコンセプトだから、別の商品と考えていい。多分証券会社が頑張ってくれてる。
全てのプログラムを終えて
今回は積立NISAの説明後、懇親会もあって何人か常連さん達(中にはブロガーの方も)と話す機会がありましたが、全体的に和やかな雰囲気でした。企画してもらった方々には感謝です。
最近は投資する商品の事、新しい金融情報の事ばかり考えていましたが、その前に税金、自分の給料についても基本的な事を改めて勉強せんとあかんな~という事を認識できたことは良い事です。
2次会も行こうかと思いましたが、立ち上がると予想以上に酔いが回っていたので1次会で失礼し、家系ラーメンを食べてにんにく臭い状態で帰宅しました。
今回の会合を受けて、来年度の投資方針を妻と協議していく方針です。
以上です。