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ジャムぞうの聖域なき財政改革

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相場の悪魔が仕事をする○○選挙という鉄火場は、怖すぎて性に合うはずもない

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明日の朝にはフランスの大統領選挙の結果が出ますが、親EUか反EUかという争いになりつつありまして、大方の予想は親EUのマクロン氏が圧勝との見方になってきています。中道で極端ではないという印象が国民の支持を得ているのでしょう。

○○が優勢、××はあり得ない、という光景、このような選挙戦は去年世界中でありましたが、その中でも目を引いたイギリス国民投票とアメリカ大統領選挙は大方の予想を裏切り一時パニックになりました。一見コイントスで裏か表かという半々の確率が、勝つか負けるかという勝負ごとになると、(当事者だと)確率では測れない、予測を裏切る展開になるのを1年で2回も見られたのはいい経験でした。

2回のパニックで、その時どちらかのポジションを持っていた人は相当の資金を吹き飛ばした人もいれば、巨額の利益を得た人もいます。そんな鉄火場は伝説の投資家 ジョージ・ソロスさえ損失を出してしまうほど予想が出来なかった相場だったようです。ソロス氏はクリントン氏とトランプ氏の選挙でクリントン氏が勝つ事を予想し、そちらの方が利益が出るポジションを取っていたそうです(具体的にどんなポジションだったかは、想像もできませんが)。結果としてトランプ氏が勝利してソロス氏は1,100億円を超す損失を出してしまった事はある意味伝説になりました。その裏では巨額の利益を得たスタンレー・ドラッケンミラーという同じく伝説になりつつある人もいます。甲子園に悪魔がいるように、相場の悪魔が仕事をしてしまったのでしょうか。

時はさかのぼって1997年、ソロス氏の弟子であったビクター・ニーダーフォッファーという20年間負けなしのまさに伝説になりつつあるカリスマトレーダーがいました。飛ぶ鳥を落とす勢いのニーダーフォッファー氏に対してソロス氏は、「いつ何が起こるかわからない。あまりうぬぼれないようにした方がいい」と諭す事もあったそうです。そんな伝説のトレーダーであるニーダーフォッファー氏もアジア通貨危機で破産してしまいましたが、そこから20年後に数倍の損失を自分が被るなどソロス氏氏も予想していなかったのではないでしょうか(覚悟はしていたのかもしれませんが)。さすがに素人には危なすぎる鉄火場ですね。上がるか下がるかという博打は。

しかしソロス氏もニーダーフォッファー氏もあり得ないくらいの額を失っても、早急な対策を取って損失額を最小限にしたり、不死鳥の如く蘇って新たなファンドを設立したりするという、まさに死んでも死なない勝負師の気質です。

私が1万回輪廻転生を繰り返しても手にできない額を一瞬で失っても、すぐに抗って這い上がるなんて、とても想像できません。

そんな誰も予想できない相場には近寄らず、その後おこる波に乗った方が、少なくとも1万回は死ななくてもいいような気がします。

とはいえ「○○が圧勝!」というフレーズ、イギリス国民投票でも、アメリカの選挙でも聞いたような気がします。だからこその○○ショックなのでしょうが。朝起きたら相場の悪魔が仕事をしていた、なんて事にならないようにしてほしいです。

以上です

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