今年2月に株式の割合を増やそうという考えがあったので、リートの一部をうっぱらって多くの方が投資するS&P500に連動する投資信託にしようと思いました。さっそく探してみるものの、対象となる商品が少なく悩んでしまったという話です。
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【2017/9/16追記】
現在は投資信託にi-mizuho、i-free、State street(9/29予定)の3銘柄から選べることになり、私が悩んでいた時より選択肢が増えたのでハードルは下がっているかと思います。以下は過去の体験談としてお読みください。
米国株に投資できる商品
S&P500指数に連動することを目指す投資信託は、SBI証券では私が探したもので以下のみでした。
「ブラックロック i-mizuho米国株式インデクッス」:実質コスト0.6156%/年
当初このコストを見て、安いけど最近の中では高い部類に入るなと思い、他の選択肢も検討する事にしました。米国株のインデックスはNYダウもありますが、これに連動するインデックスファンドはS&P500に比べて数多くあります。例えばコストはかなり安い以下の商品、
「大和 ifree NYダウインデックス」信託報酬:0.243%
これは非常にコストが安くi-mizuhoとは0.37%もの差があり、年間でその差を埋めるリターンを出さなければなりません。
S&P500とNYダウのどちらが優れているかという議論は喧々諤々になる可能性があるので、単純に「みんなのインデックス」でリターンを比較してみました。
過去1年間のリターン
S&P500:16%、NYダウ:15.6%
過去1年間ではコスト差を入れるとほぼ変わりませんね。1年間のリターンを見て決めるのは短絡的ですが、これを見たら「どっちでもいいや」思い、どうせなら広く分散されているS&P500にしようとi-mizhoで調整に入ったのですが、とある点が気になりました。
経費を考えるとやはりETFが最強か。ただし、、。
i-mizuho米国株式インデクッスの目論見書を見ていたのですが、このファンドの投資先は「i-シェアーズコア S&P500 ETF(IVV)」が99%でした。IVVの経費は0.04%との事なので、IVVにしたら万事OKでいいのではと考えましたが、最低購入単位が200ドル以上と、私にとって毎月捻出することは難しい額であり、カブドットコム証券のフリーETFではない限り、手数料と手間もかかります。
ようやく投資信託の積立に慣れ始めた程度で、かつidecoも始めたため毎月の種銭も無いので、ETFは次の次の段階くらいに考えていました。そんなこんなでまだ私にETFは早いと考え、結局はi-mizuho米国株式インデクッスにしてしまいました。
まとめ
そんなわけでS&P500投資したい人はVOO、IVV、1557のどれかのETFに投資しましょう。、、、という結論ではなく、
私のように
・S&P500に投資したい
・少額から始めたい
・配当の管理とかよくわからない
という方がいれば1銘柄に行きついてしまうと思います。
コストの事等も考慮し、NYダウの低コストファンドもありだと思いますので、そのあとは個人の好みになりそうです。
【2017/8/17 追記】
フォローさせて頂いているブロガー、アウターガイさんのブログ記事において、大和証券投資信託委託がifreeシリーズにS&P500連動型のファンドを新規設定するとの情報がありました。今のところの予定では信託報酬率が「0.225%」とi-mizuhoよりも0.345ポイント下回っているとの情報もあります。仮にこの通りに設定されるとなると、S&P500連動の投資信託がETFに比べて劣っていた「経費」というハードルが下がる事になります。
アウターガイさんブログ「バリュートラスト:大和証券投資信託委託がiFreeシリーズに先進国株式(為替ヘッジあり)とS&P500指数連動型の2本を追加」
https://www.valuetrust.net/entry/2017/08151015.htm
口座数が増えるまでは実質コストが高くつく可能性があるのでしばらく様子見します。しかしi-mizuhoよりも安いとなれば、投資信託でアメリカへ投資を行っている私のような人間にとって、当然ifreeへの乗り換えも選択肢には入ってくると思います。(ifree NYダウインデックスとの棲み分けはどうするのか知らんけど。)
以前は投資信託でS&P500に投資するには1銘柄しかないと書きましたが、これで選択肢が一つ増えるわけです。個人的にはいい事だと感じています。
げっへっへ。
【2017/8/31 追記】
iFree S&P500インデックスの取り扱いはマネックス証券になるそうです。残念ながら私は口座をもっておらず、わざわざ口座を開いてまで買うかと言われると微妙です。口座数が増えるまでは実質コストも下がらないと思いますし。という事で他の証券会社でも取り扱いを開始するまで、SBIでi-mizuhoの積立を継続します。
新しい投資信託に飛びついて、実質コストを見て驚くのは配当貴族だけで十分です。
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【運用報告書】SMT米国株配当貴族インデックスオープン 2017/05
少額ながら積み立てているSMT米国株配当貴族インデックスオープンの運用報告書が発行されているのに今更気づいたので観察結果をメモしておきます。 このファンドの運用方針は、「ベンチマークであるS&P500 ...
【2017/9/11 追記】
どうやらSBI証券、楽天証券でもifreeの取り扱いが開始したようです。米国S&P500に投資できる手段が増えていいことだと思います。ETFの手数料がかからなくなってきている点と言い、この記事を書いた当初よりはハードルが下がってきている事は確かです。
以上です。